安いレンタルサーバーは、表示された最安月額だけで決めないことが大切です。最安料金が36か月契約に限られていたり、WordPress向けではないプランだったりするためです。
費用を抑えた小規模なWordPressなら、スターレンタルサーバーのライト、ロリポップ!のライト、さくらのレンタルサーバのスタンダードが主な候補です。ただし、標準の自動バックアップや電話サポートが必要なら、同じ会社の上位プランを含めて比較する必要があります。
この記事では、税込・36か月契約時の月額換算と支払総額を優先して比較します。キャンペーン価格は変動が大きいため、通常料金や更新時の条件とは分けて扱います。初回36か月だけでなく、更新後も無理なく続けられる候補を選びましょう。
結論|安いレンタルサーバーのおすすめ候補3社
低予算のWordPressで先に比較したいのは、スターレンタルサーバー、ロリポップ!、さくらのレンタルサーバです。3社とも初期費用は0円で、WordPressを利用できるプランがあります。
| 候補プラン | 36か月月額 | 36か月総額 | 注意 |
|---|---|---|---|
| スター ライト | 253円 | 9,108円 | 標準自動バックアップなし |
| ロリポップ! ライト | 330円 | 11,880円 | 電話・標準自動バックアップなし |
| さくら スタンダード | 500円 | 18,000円 | スナップショットは利用者が管理 |
料金は2026年8月時点の税込36か月料金です。月額換算は契約期間分を一括で支払う場合があるため、毎月その金額だけ請求されるとは限りません。
36か月料金を最優先するならスターレンタルサーバーのライト
スターレンタルサーバーのライトは、36か月契約で月額253円、総額9,108円です。初期費用は0円で、WordPress簡単インストールと簡単移行を利用できます。
ライトは低価格ですが、公式の自動バックアップはスタンダードとビジネスが対象です。記事や設定を失いたくない場合は、自分で外部へ保存する仕組みが必要になります。メールサポートが基本であることも確認しておきましょう。
予算を抑えながら1つのブログや小規模サイトを始め、自分でバックアップを管理できる人に向きます。バックアップ作業を任せたいなら、価格だけでライトを選ばずスタンダードも比較してください。
安さとプランの選びやすさならロリポップ!のライト
ロリポップ!のライトは、36か月契約で月額330円、総額11,880円です。初期費用は0円で、WordPressの簡単インストールと簡単引っ越しに対応しています。
ライトにはメールとチャットのサポートがありますが、電話サポートはありません。標準の自動バックアップも対象外です。有料の7世代バックアップを追加すると月額440円が加わるため、総額は大きく変わります。
最初は手頃な料金で始め、必要に応じてプランを検討したい人に向く候補です。更新頻度が高いサイトや、復旧作業に不安がある人は、標準自動バックアップと電話サポートがあるハイスピードも比べましょう。
手動バックアップと試用を重視するならさくらのスタンダード
さくらのレンタルサーバのスタンダードは、36か月契約で月額500円、総額18,000円です。初期費用は0円で、2週間の無料お試しが案内されています。
WordPressのクイックインストールに対応し、バックアップ&ステージングを標準で利用できます。最大8個のスナップショットを保存でき、テスト環境も作成可能です。ただし、毎日自動で14日分を残す方式とは異なり、利用者がスナップショットを管理します。
公開前に変更を確認したい人や、低価格でもコールバックを含む相談窓口がほしい人に向きます。独自ドメインの取得費や更新費は、サーバー料金と分けて見積もってください。
安いレンタルサーバーの料金を比較
比較条件をそろえるため、ここでは36か月契約時の月額換算と支払総額を使います。期限付き割引や、後日受け取るキャッシュバックは通常料金と区別します。
| サービス・推奨プラン | 36か月月額換算 | 36か月総額 | 初期費用 |
|---|---|---|---|
| スターレンタルサーバー ライト | 253円 | 9,108円 | 0円 |
| ロリポップ! ライト | 330円 | 11,880円 | 0円 |
| さくらのレンタルサーバ スタンダード | 500円 | 18,000円 | 0円 |
36か月総額では、最安のスターレンタルサーバーとさくらの差は8,892円です。料金差だけでなく、バックアップ、電話サポート、WordPress運用機能を含めて判断してください。
初回料金と更新料金を分けて考える
初回料金は、申し込み時の割引やキャンペーンで通常より安くなる場合があります。しかし、更新時も同じ金額になるとは限りません。期限付き価格は申込日によって変わり、キャッシュバックは受け取りの申請が必要なこともあります。
比較するときは、次の4つを別にメモしてください。
- 申し込み時に実際に支払う総額
- 後日還元を受けた後の実質負担
- 更新時の通常料金
- 初期費用と必要なオプション料金
たとえば後日還元型の特典が実施されている場合でも、申込時には通常の契約料金を支払い、条件を満たした後に還元を受ける形があります。比較では申込時の現金支出と、特典受取後の実質負担を分けてください。
月額換算と毎月払いは同じではない
月額253円は、36か月分の9,108円を36で割った金額です。毎月253円ずつ支払う契約を意味するとは限りません。
長期契約ほど月額換算が下がるサービスでは、最安表示が36か月契約になっていることがあります。続けられるか分からないサイトで3年分を先払いすると、途中で用途が変わったときに動きにくくなります。
契約画面では月額表示だけでなく、支払総額、契約終了日、自動更新期間を確認しましょう。途中解約時に未利用期間が返金されるとは限らないため、規約も確認が必要です。
初回36か月と更新後の総額を見積もる
初回36か月だけの比較では、更新後の負担を見落とします。候補ごとに初回36か月と更新後の36か月総額を確認すると、キャンペーン終了後も続けられるか判断しやすくなります。
ドメイン、有料バックアップ、セキュリティオプションも加えます。サーバー料金が年5,000円でも、バックアップに年5,280円かかるなら、標準搭載の上位プランとの価格差は小さくなります。
レンタルサーバーの料金相場と年間総額の考え方では、ドメインや移行費用を含む見積もりを詳しく確認できます。本記事では低価格候補の選定に範囲を絞ります。
WordPressとバックアップを比較
安いプランでもWordPressを設置できるサービスは増えています。ただし、「インストールできること」と「更新や障害から戻しやすいこと」は別です。
| プラン | WordPress | バックアップ | 主な相談方法 |
|---|---|---|---|
| スター ライト | 簡単インストール対応 | 標準自動は対象外 | メール |
| ロリポップ! ライト | 簡単インストール対応 | 有料7世代を追加可 | メール・チャット |
| さくら スタンダード | クイックインストール対応 | 最大8スナップショット | メール・チャット・コールバック |
WordPress対応だけで最安プランを決めない
WordPressは、プログラムのファイルとデータベースの両方で動きます。画像やテーマのファイルだけを保存しても、記事や設定を含むデータベースがなければ元の状態へ戻せません。
契約前には、簡単インストール、無料独自SSL、データベース、バックアップ対象を確認します。サイトを移す予定があるなら、簡単移行の対象条件や、移行できない構成も確認してください。
データベース数や容量は多いほどよいわけではありません。1サイトだけなら、必要数を満たせば十分です。複数サイトを運用する予定がある場合は、プラン全体で使えるデータベース容量とファイル数上限も見ます。
バックアップは保存先と復元方法まで確認する
バックアップ機能は、保存日数だけでは評価できません。Web、データベース、メールのどこまで対象か、利用者が復元できるか、復元前の状態へ戻せるかが重要です。
スターレンタルサーバーの自動バックアップはスタンダード以上が対象です。ロリポップ!の標準自動バックアップはハイスピードとエンタープライズが対象で、ライトでは有料の7世代バックアップを検討できます。
さくらのバックアップ&ステージングは、スナップショットを最大8個保存できます。WordPress更新前にコピーを取り、テスト環境で確認してから公開する使い方に向きます。日次自動保存と同じ感覚で放置しないことが大切です。
どのサービスでも、サーバー会社のバックアップだけに依存しない運用が安全です。月1回でも外部ストレージへ保存し、実際に復元できる形式か確認しましょう。
サポートの差を作業時間に置き換える
料金差が月100円でも、設定に数時間かかるのであれば、安いプランが総合的に安いとは限りません。初心者が迷いやすいのは、独自ドメイン、SSL、メール、DNS、WordPress移行です。
メールサポートだけで問題ない人は、質問内容を整理し、回答を待ちながら作業できます。電話やチャットで早く切り分けたい人は、対応プランと受付時間を優先してください。
サポートはサイト制作の代行ではありません。WordPressテーマの修正やプラグインの不具合は対象外になり得ます。どこまで対応してもらえるかを公式FAQで確認し、必要なら制作会社の保守費も予算に入れます。
レンタルサーバーが安い理由
低価格であること自体は、運営会社の質が低いことを意味しません。共用環境の効率化、契約期間、サポート範囲、プランごとの機能差によって料金を抑えています。
複数の利用者で設備を共有している
一般的な個人向けレンタルサーバーは、1台のサーバー資源を複数の契約者で共有します。運営会社は設備や保守の費用を分散できるため、利用者は月数百円から利用できます。
共用でも、通常のブログや小規模サイトには十分なことが多い一方で、他の利用者の影響を完全に排除することはできません。専有資源や個別の性能保証が必要なサイトは、低価格共用プランとは別の選択肢になります。
長期一括払いで割引される
36か月契約の料金が安いのは、利用期間を長く約束する代わりに単価が下がるためです。運営会社は収入を見通しやすく、利用者は月額換算を抑えられます。
ただし、使わなくなった期間の返金、プラン変更、サービス移転の自由度には注意が必要です。36か月料金を基準に比較し、初回支払額と途中解約時の返金条件を確認してください。
サポートやバックアップの範囲を分けている
低価格プランでは、電話サポートや標準自動バックアップを省き、必要な人だけ上位プランやオプションで利用する設計があります。自分で設定とバックアップができる人には合理的です。
一方、事業サイトや頻繁に更新するブログでは、復旧の遅れが損失につながります。月額差ではなく、止まったときに必要な作業と時間を考えてください。
広告の最安価格は条件を絞っている
「月額100円台から」という表示は、最小プランや最長契約の料金であることがあります。そのプランでWordPressが使えるか、必要なバックアップが付くかは別に確認します。
最安価格自体が誤りではありません。自分の用途に合う推奨プランと契約期間へ置き換えて比較することが重要です。
用途別に安いサーバーを選ぶ
同じ「安く使いたい」でも、ブログ、静的サイト、店舗サイトでは必要条件が変わります。用途を先に決めると、不要な機能に払わず、必要な機能を削りすぎずに済みます。
個人ブログを低予算で始める
小規模なWordPressブログなら、スターのライト、ロリポップ!のライト、さくらのスタンダードが比較しやすい候補です。記事更新の頻度とバックアップ方法で選び分けます。
自分で外部バックアップを設定できるなら、スターのライトは年間支出を抑えられます。メールやチャットで相談したいならロリポップ!、更新前のスナップショットを使いたいならさくらが候補です。
ブログ向けレンタルサーバーの比較では、収益化ではなく、予算、WordPress開設、成長後の移行まで含めた選び方を確認できます。
WordPressを長く運用する
数年続けるサイトでは、標準自動バックアップ、プラン変更、移行支援の価値が上がります。初年度の料金が数千円高くても、復旧や移転の作業を減らせれば総費用を抑えられます。
WordPress向けレンタルサーバーの比較で、簡単インストール、移行、バックアップ、復元を同じ軸で確認してください。本記事では、各社のWordPress機能までは深掘りしません。
静的な名刺サイトを公開する
HTMLと画像だけの小さなサイトなら、WordPressやデータベースを使わない最小プランも候補です。更新を制作会社へ依頼し、問い合わせフォームを外部サービスで運用するなら、必要機能をさらに絞れます。
ただし、後からWordPressへ変更するとサーバー移転が必要になる場合があります。今後ブログやお知らせを自社更新する予定があるなら、最初からWordPress対応プランを選ぶほうが作業を減らせます。
店舗や小規模事業のサイトを運用する
事業サイトでは、年間1,000円程度の差より、メールと復旧の確実性を優先します。問い合わせが受信できない状態や、担当者しか契約情報を知らない状態は避けなければなりません。
契約者名義、ドメイン管理、サーバー管理、請求先を記録します。制作会社を変えても引き継げるように、会社が管理できるメールアドレスで契約してください。
複数担当者の権限管理や高度な事業継続要件が必要な場合は、法人向けレンタルサーバー比較で確認してください。個人向けの安いプランを無条件に選ばないでください。
無料サーバーとの違い
無料サーバーは、学習、短期検証、公開期限が決まったページに役立ちます。一方、独自ドメイン、広告、WordPress、メール、サポート、データ保持に制限がある場合があります。
安い有料サーバーは、月数百円でも独自ドメインやWordPressに対応し、サポート窓口を用意するサービスがあります。長期のブログや事業サイトでは、移転の手間まで含めると有料のほうが安くなることがあります。
無料サービスの詳細は、無料レンタルサーバー比較で確認してください。本記事では有料の低価格プランを中心に扱い、無料サービスのランキングは扱いません。
無料で十分なケース
次の条件なら、無料サービスから試す方法があります。
- HTMLやWordPressの学習が目的
- 短期間のテストでデータ消失を許容できる
- 広告やサブドメインの制約を受け入れられる
- サポートなしでも自分で問題を解決できる
重要なデータは必ず手元へ保存します。無料サービスを本番へ切り替える前に、独自ドメインを設定できるか、データを持ち出せるかを確認してください。
安い有料プランが向くケース
収益ブログ、店舗や会社の問い合わせ窓口、長期公開するポートフォリオでは有料プランが向きます。独自ドメインを使い、サービスを移転しても同じURLを維持しやすいためです。
バックアップとサポートの範囲はプランにより異なります。有料なら自動的に安心と考えず、必要条件を表にして確認しましょう。
安さだけで選んで失敗しやすい例
安いサーバーの失敗は、料金そのものより、比較条件のずれから起こります。申し込み前に次の例へ当てはまらないか確認してください。
36か月の最安月額だけを見る
長期契約の月額換算だけを見て申し込むと、一括総額が予算を超える場合があります。3年間でサイトの用途が変わり、別サービスへ移りたくなる可能性もあります。
まず12か月で比較し、3年使う前提が固まってから長期料金を確認しましょう。自動更新が同じ期間で設定されるかも重要です。
WordPress非対応の最小プランを選ぶ
静的サイト向けの最小プランには、WordPressに必要なデータベースがないことがあります。WordPress対応でも、簡単インストールや移行機能の条件は異なります。
プラン名を決めてから、WordPress、PHP、データベース、SSLを公式の機能表で照合します。「サービス全体がWordPress対応」という表現だけで判断しないでください。
バックアップ料金を後から足す
低価格プランに有料バックアップを追加すると、上位プランより高くなることがあります。サーバー料金とオプション料金を別々に比較するのではなく、年間合計を計算します。
自分でバックアップする場合も、外部保存先と復元作業の時間が必要です。費用0円ではなく、自分が継続できる運用かで判断します。
独自ドメイン無料の条件を見落とす
ドメイン無料特典には、対象プラン、契約期間、自動更新、対象となるドメインの種類などの条件があります。サーバーを解約した後も無料で更新されるとは限りません。
特典を利用する場合も、ドメインの契約者名義と移管方法を記録してください。サーバーを変えてもドメインを維持できる状態が重要です。
サポートが制作代行まで含むと思う
サーバーのサポートは、契約や提供機能の使い方が中心です。ホームページ制作、テーマの修正、プラグイン同士の競合解消まで無料で対応するとは限りません。
質問前に、エラーが出た時刻、操作、画面、変更前後を記録すると解決しやすくなります。制作作業が必要なら、保守契約を別に検討します。
契約前のチェックリスト
候補を2〜3社に絞ったら、同じ順番で確認します。料金ページだけでなく、機能一覧、マニュアル、FAQも見てください。
- WordPress対応プランか
- 36か月月額換算だけでなく支払総額を確認したか
- 更新時料金を確認したか
- 自動バックアップと復元方法を確認したか
- 電話・チャット・メールの対象プランを確認したか
- 独自ドメインとメールの追加費用を確認したか
- 上位・下位プランの変更条件を確認したか
- 途中解約時の返金条件を確認したか
安いレンタルサーバーに関するよくある質問
月額100円台のプランでもWordPressを使えますか
サービスとプランによります。静的サイト向けの最小プランはデータベースを提供せず、WordPressを使えないことがあります。WordPress対応と書かれたプランでも、バックアップや電話窓口まで含まれるとは限りません。選んだプラン名の機能表で、PHP、MySQL、SSL、WordPressインストールを確認してください。
長期契約と短期契約はどちらが得ですか
運営を続けることが決まっているなら、長期契約は月額換算を下げやすい選択です。一方、サイトの継続が未定、機能を試したい、制作会社や構成を変える可能性がある場合は、短い契約の柔軟性に価値があります。途中解約時の返金可否を確認し、安い単価だけで契約期間を延ばさないようにします。
無料試用では何を確認すべきですか
管理画面だけでなく、独自ドメインを使う予定ならDNSとSSL、WordPressの更新、フォーム通知、メール送受信、バックアップと復元手順まで確認してください。また、試用から本契約へ移る条件と、試用終了時のデータの扱いも公式案内で確認してください。
まとめ
安いレンタルサーバーは、最安月額ではなく、同じ契約期間の通常料金、初回支払額、更新料金、必要なオプションを合計して比較します。低予算のWordPressなら、スターレンタルサーバーのライト、ロリポップ!のライト、さくらのレンタルサーバのスタンダードが主な候補です。
36か月総額を優先し、自分でバックアップできるならスターのライトが候補になります。メールやチャットで相談しながら始めるならロリポップ!、スナップショットと試用を重視するならさくらが検討しやすいでしょう。
ただし、標準自動バックアップや電話サポートが必要なら、上位プランを含めた36か月総額で比べてください。最後に公式ページで申込日の総額と更新条件を確認し、更新後も無理なく続けられるプランを選びましょう。
最低価格だけでは条件が足りない場合は、復元やサポートも含めて候補を選び直すと比較しやすくなります。
