WordPress向けレンタルサーバーを比較|初心者・ブログ・法人別に選ぶ

WordPress用のレンタルサーバーは、安さや容量だけでは決められません。契約と同時にWordPressを開設できるか、更新前にバックアップを取れるか、問題が起きたときに自分で復元できるかまで確認する必要があります。

この記事では、WordPressを初めて使う人が候補にしやすい6社を比較します。基準にするのは、エックスサーバー、ロリポップ、ConoHa WING、シンレンタルサーバー、さくらのレンタルサーバ、お名前.comレンタルサーバーです。

先に結論を示すと、開設後も迷いにくい総合的な運用環境を重視するならエックスサーバー、申込時支払額と通常更新料金を抑えるならロリポップ、申し込みとWordPress開設をまとめるならConoHa WINGが有力です。ただし、契約期間、バックアップの戻し方、サポート範囲が異なるため、自分の用途に合わせて選びましょう。

目次

結論|WordPress初心者におすすめのレンタルサーバー3選

初心者向けの候補は、単にWordPressをインストールできるサーバーではありません。新規開設、移行、バックアップ、復元、サポートを一続きで考えたときに、契約後の作業を進めやすいことが大切です。

重視すること有力候補選ぶ理由先に確認する注意点
長く迷わず運用したいエックスサーバー開設、移行、コピー、復元を管理画面で進めやすいクイックスタートは無料お試し対象外
費用と付帯機能を両立したいロリポップハイスピード36か月は月額660円。条件付きドメイン特典と標準バックアップデータ提供あり復元は利用者。ドメイン特典には契約期間・自動更新等の条件あり
申し込みをまとめたいConoHa WINGドメイン、SSL、WordPressを一括設定できるWINGパックは前払いで途中解約時の返金がない

3社ともWordPressの新規導入と他社からの移行に対応しています。違いが表れやすいのは、料金の仕組みと、バックアップから実際にサイトを戻す工程です。

迷わず長く運用したいならエックスサーバー

エックスサーバーは、WordPress簡単インストール、WordPress簡単移行、サイトコピー、14日分の自動バックアップを標準で利用できます。電話、メール、チャットの窓口があり、管理画面の操作や契約、ドメイン、SSLなどを相談できます。

WordPressサイトの制作や保守で使うと、契約後に必要になる機能を同じサービス内で探しやすい点が強みです。新規サイトだけでなく、数年後の移行や複製、復元まで見据えて選びたい人の基準になります。

新規契約時はWordPressクイックスタートを選ぶと、サーバー、独自ドメイン、SSL、WordPressをまとめて設定できます。ただし、クイックスタートには10日間の無料お試しがありません。試用してから判断したい場合は、通常の申し込み後に簡単インストールを使います。

36か月契約では実質月額495円。申込時35,640円、後日17,820円キャッシュバック、受取後実質総額17,820円。更新時の現在通常料金は月額換算990円/36か月35,640円、初期費用0円です。期間内の新規申込・12か月以上の契約と、後日の受取手続きが必要です。

エックスサーバーの評判と注意点では、サービス全体の向き不向きを確認できます。契約期間別の金額や特典も確認しておくと、申込時の判断がしやすくなります。

申込時支払額と通常更新料金を抑えたいならロリポップ

ロリポップのハイスピードは、36か月契約で660円/月、通常総額23,760円です。条件を満たすと独自ドメイン特典を利用でき、自動バックアップデータの提供も無料です。

ハイスピードのバックアップデータは、提供を受けた後に利用者が復元します。既存ドメインを使い、外部バックアップと復元を自分または担当者で管理でき、追加機能が不要な場合はスタンダードも代替候補です。

更新前の任意の日時を確実に残したいなら、有料の7世代バックアップや外部保存を組み合わせる方法があります。「バックアップ付き」という一言だけで、エックスサーバーやConoHa WINGと同じ戻し方だと考えないことが重要です。

費用を抑えながら、WordPressの簡単導入と電話サポートを使いたい人には候補になります。電話サポートはスタンダード以上が対象なので、WordPress対応の下位プランを検討する場合も、必要な窓口が付くか確認してください。

ロリポップの評判記事では、プランごとの違いと、低価格で始める際の注意点を整理しています。最安プランだけで決めず、WordPress、バックアップ、サポートの3点をそろえて比較しましょう。

申し込みとWordPress開設をまとめたいならConoHa WING

ConoHa WINGのWordPressかんたんセットアップでは、サーバー、独自ドメイン、WordPress、SSLを申し込み時にまとめて設定できます。サイト名、WordPressのユーザー名、パスワードを事前に決めておけば、契約後の入力で迷いにくくなります。

既存サイトにはWordPressかんたん移行を利用でき、テスト移行後に本番移行する方法も用意されています。新規開設だけでなく、現在のサイトを先に確認してから切り替えたい人にも選択肢になります。

ConoHa WINGのWINGパック・ベーシックは、36か月契約でキャンペーン月額678円(直接割引)。契約期間分を一括前払い。総額は参考24,408円(表示月額×36か月。請求時の税端数差あり)。初回施策は更新に適用されないため、更新前に契約情報とその時点の料金を確認してください。申込時に公式の対象期間・適用条件を確認してください。

WINGパックは申し込み月の翌月から契約期間が始まり、申し込み日から利用できます。ただし、契約期間分を一括で前払いする方式で、途中解約による返金はありません。キャンペーン価格だけでなく、更新時に適用される料金を管理画面で確認し、次回支払額を記録しておきましょう。

ConoHa WINGの評判記事では、料金体系や向いている人をサービス単位で確認できます。管理画面の現行仕様は、公式機能と公式ガイドで確認しています。

WordPress向けレンタルサーバー主要6社を比較

6社ともWordPressを利用できますが、簡単インストールがあるだけで同じとはいえません。ここでは、始めやすさ、移行と復元、36か月利用時の料金条件を分けて比較します。

WordPressの始めやすさを比較

新規開設では、サーバー契約、独自ドメイン、SSL、WordPressの4つをどこまでまとめられるかが判断軸です。契約時セットアップを使わなくても、各社の管理画面から簡単インストールできます。

サービス新規開設契約後の導入初心者が確認する点
エックスサーバークイックスタート簡単インストールクイックスタートは試用なし
ロリポップ通常申し込み簡単インストールエコノミーはWordPress非対応
ConoHa WINGかんたんセットアップかんたんインストールWINGパックと通常料金を区別
シンレンタルサーバー申し込み時設定に対応簡単インストールキャンペーン後の通常料金を確認
さくらのレンタルサーバ通常申し込みクイックインストールWordPressはスタンダード以上を基準にする
お名前.comレンタルサーバー通常申し込みかんたんインストール申込月無料。初回請求は選択した支払方式で異なるため、申込画面で最終額を確認

申し込みと同時に設定する機能は便利ですが、契約内容を確認せずに進めると、試用期間や支払時期を見落とします。無料お試しを優先する人は通常申し込み、作業をまとめたい人は契約時セットアップというように使い分けるとよいでしょう。

WordPressのログイン名には、サイト名や推測されやすい文字列をそのまま使わないでください。管理用メールアドレスは、作成するサイトのサーバーに障害が起きても受信できる外部アドレスを使うと、パスワード再設定時に困りにくくなります。

移行・バックアップ・復元を比較

簡単移行は、WordPressのファイルとデータベースを移すための機能です。独自ドメインの管理会社変更、DNSの切り替え、メールアカウント作成、過去メールの移行まで自動で終わるとは限りません。

サービスWordPress移行バックアップ復元・テストの特徴
エックスサーバー簡単移行Web・メール・MySQLを14日分管理画面から復元、サイトコピーあり
ロリポップ簡単引っ越しハイスピードは自動バックアップデータ提供が無料提供データを利用者が復元。7世代バックアップは月440円の別オプション
ConoHa WINGかんたん移行Web・メール・DBを14日分テスト移行、項目別リストア。復元後にWeb/DB側の作業が必要
シンレンタルサーバー簡単移行Web・メール・MySQLを14日分管理画面から復元、サイトコピーあり
さくらのレンタルサーバ公式手順で移行スナップショット最大8個ステージングで確認後に本番反映
お名前.comレンタルサーバーかんたんお引越しWeb・メール・MySQLを14日分WordPressテスト環境から本番コピー

バックアップは、保存されていることと、元に戻せることを分けて考えます。WordPressの記事や設定はデータベースに入り、画像やテーマなどはWeb領域に保存されます。Web領域とデータベースの日時をそろえないと、表示と記事内容が一致しない場合があります。

さくらのレンタルサーバは、日次14日分という方式ではありません。スタンダード以上でバックアップ&ステージングを利用し、サイト情報とWordPressのデータベースをスナップショットとして最大8個保存します。更新前の状態を自分で残し、テスト環境で確認したい人に合う方式です。

ロリポップ・ハイスピードでは自動バックアップデータの提供を無料で依頼できますが、復元作業は利用者側で行います。管理画面で過去7回分を扱う7世代バックアップは月額440円の別オプションです。

ConoHa WINGでは、Web、メール、データベースを選んでリストアできます。ただし、Webデータはリストア先から実運用の領域へ移す工程があり、データベースもWordPressの接続先を調整する場合があります。「復元ボタンだけで必ず完了する」とは考えず、公式ガイドを事前に読んでください。

移行の全体設計はレンタルサーバー移行ガイド、保存方式の違いはレンタルサーバーのバックアップ比較で詳しく確認できます。本記事では、各社の機能有無と選び方に範囲を絞ります。

料金と契約条件を比較

料金は税込、2026年8月時点です。36か月契約があるサービスは36か月を基準にし、36か月契約がないサービスは実際の契約期間を明記します。月額換算、申込時支払額、更新料金を分けて確認してください。

サービス・比較プラン現行適用月額申込時支払額・実質総額・更新契約上の注意
エックスサーバー・スタンダード36か月 実質月額495円申込時35,640円/後日17,820円キャッシュバック/受取後実質総額17,820円。更新は現行通常990円/月相当・36か月35,640円期間内の新規申込・受取手続きが必要
ロリポップ・ハイスピード36か月 月額660円36か月23,760円バックアップデータ提供後の復元は利用者。ドメイン特典に条件あり
ConoHa WING・ベーシック36か月 キャンペーン月額678円(直接割引)参考24,408円(表示月額×36か月・請求時の税端数差あり)。初回施策は更新対象外前払い・中途返金なし。更新前に契約情報とその時点の料金を確認
シンレンタルサーバー・ベーシック36か月 実質月額754円申込時38,808円/後日11,664円キャッシュバック/受取後実質総額27,144円。更新は現行通常1,078円/月相当・36か月38,808円期間内の新規申込・12か月以上の契約と、後日の受取手続きが必要です。
さくらのレンタルサーバ・スタンダード月額500円36か月18,000円36か月一括
お名前.comレンタルサーバー・ベーシック36か月 基本月額891円基本料金32,076円+適用時の調整費支払期間に対応。申込月無料、追加費用は最終画面で確認

現在適用できる値引きや後日還元を含めた価格を主表示し、通常更新料金とは分けて確認します。契約時に支払額が下がる特典と、通常額を支払った後に受け取る特典では資金の動きが異なるため、比較では申込時支払額と受取後実質総額を別々に確認してください。

お名前.comレンタルサーバーのベーシックは1・6・12・24・36か月払いに対応します。36か月払いの基本料金総額は32,076円(月額換算891円)で、適用時はサービス維持調整費などの追加費用を別に確認します。

料金やキャンペーンは公開後も変わります。この記事の数字を候補の絞り込みに使い、申し込む直前には公式料金表で契約期間、支払額、更新条件を再確認しましょう。

WordPress向けレンタルサーバーの選び方

WordPress用サーバーは、公開までの簡単さだけでなく、更新、復元、移行を含む運用の流れで選びます。次の6項目を上から順に確認すると、初心者でも比較しやすくなります。

WordPressを簡単に始められるか

新規サイトなら、契約時セットアップか管理画面の簡単インストールがあれば、手動でファイルをアップロードする必要はありません。独自ドメインとSSLまで同時に設定できると、公開前の作業を減らせます。

ただし、「簡単」は運用全体が自動になる意味ではありません。インストール後は、WordPress本体の更新、管理者アカウントの保護、バックアップ、問い合わせフォームの確認を利用者が行います。

既存サイトを移す人は、新規開設機能ではなく簡単移行の条件を見ます。WordPressやPHPが古い、マルチサイトを使っている、二要素認証やアクセス制限がある、データベースが大きい場合は対象外になることがあります。

管理画面と公式マニュアルが分かりやすいか

管理画面では、契約管理とサーバー設定が分かれていることがあります。ログイン先、契約ID、サーバーID、ドメインの管理会社を最初に記録してください。

比較時は、公式マニュアルで「WordPressを入れる」「SSLを有効にする」「バックアップを戻す」の3つを検索します。画面名、手順、失敗時の説明が見つかれば、契約後に自己解決しやすいサービスです。

バックアップは復元方法まで確認する

確認する項目は、保存日数だけではありません。

  • 自動取得か、自分で作るスナップショットか
  • Web、データベース、メールのどこまで対象か
  • 管理画面で上書き復元するか、データ提供を受けるか
  • 復元が無料か、オプション料金が必要か
  • 任意の作業直前に手動保存できるか

日次バックアップは、問題に気づくまで時間がかかったときに役立ちます。手動スナップショットは、WordPressやデザインを更新する直前の状態を残すのに向きます。

どの方式でも、サーバー側のバックアップだけに依存しないでください。大きな更新、移行、リニューアルの前には、WordPressのファイルとデータベースを別の場所にも保存します。復元操作で現在のデータが上書きされる場合に備え、復元前の状態も退避しておくと安全です。

他社からWordPressを移しやすいか

簡単移行の対象は、主にWordPressのWebデータとデータベースです。ドメイン移管、DNS、メールは別作業と考えて計画しましょう。

移行前には、WordPressとPHPのバージョン、使用容量、データベース容量、アクセス制限、セキュリティ設定を確認します。移行元の管理画面へログインできることも必要です。

移行後は、新サーバー上で表示と管理画面を確認してからDNSを切り替えます。問い合わせフォーム、画像、内部ページ、常時SSL、メール送受信を確認し、問題がないことを見届けるまで旧サーバーを解約しないでください。

エックスサーバーへの具体的な移行手順は、エックスサーバー移行記事で解説しています。サービスを限定しない移行順序とDNS、メールの切り替えは、レンタルサーバー移行ガイドで確認してください。

キャンペーン終了後も払える料金か

比較に使う金額は、通常の初回支払額、同じ条件で更新する場合の現在料金、必要な追加費用に分けます。期間限定の値引きや後日還元は別枠で確認し、ドメイン更新費、バックアップオプション、サービス維持調整費などがあれば加えて判断してください。

キャッシュバックは、申請時期や継続条件を忘れると受け取れません。実質月額が安くても、申込日に通常額を一括で支払うサービスがあります。

長期契約は月額換算を下げやすい一方、途中でサイトを閉じても返金されない場合があります。初回36か月分の総額と更新時の総額を比べ、事業やサイトを継続できる予算で決めましょう。途中解約時の返金条件も確認してください。

サイトが増えても使い続けられるか

複数ドメインやデータベースが無制限でも、1契約内のストレージや処理資源は共有します。サイトを増やすほど、更新、バックアップ、障害対応の管理対象も増えます。

個人が同じ目的の小規模サイトを運営するなら、1契約にまとめると費用を抑えやすくなります。サイトごとにデータベース、管理者、バックアップを分けてください。

会社や顧客が異なるサイトは、契約名義、請求、権限、解約時の引き渡しを考え、別契約も検討します。後から分けると、WordPressだけでなくドメイン、DNS、メールの移行が発生します。

主要6社のWordPress適性と特徴

ここでは6社を同じ基準で確認します。すべての人に共通する順位ではなく、向いている人と、契約前に確認したい条件をセットで示します。

エックスサーバー

エックスサーバーは、WordPressの新規開設から移行、サイトコピー、バックアップ復元までを一つの候補にまとめたい人に向きます。スタンダードで一般的なブログや小規模な会社サイトを始め、必要に応じて上位プランを検討できます。

自動バックアップは、Webとメール、MySQLを1日1回保存し、原則14日分を保持します。サーバーパネルからデータの取得や復元を行えます。一部の旧サーバーはWebとメールの保持期間が7日なので、既存利用者は管理画面の表示を確認してください。

サポートはメールを24時間受け付け、電話と有人チャットは平日10時から18時です。テーマの独自改修やプラグインの競合など、利用者が作成した部分はサポート対象外になり得ます。

契約時の注意は、クイックスタートを使うと無料お試しがないことです。移行の場合はクイックスタートではなく、契約後にWordPress簡単移行を使います。詳しい開設手順は、エックスサーバーでWordPressを始める方法で確認できます。

ロリポップ

比較基準は、WordPressを始めやすく、条件付きの独自ドメイン特典と標準バックアップデータの提供も利用できるハイスピードです。36か月契約は月額換算660円、通常総額23,760円です。

WordPress簡単引っ越しは、データベース内のデータと、主にWordPressのコンテンツ領域を移します。バックアップ系機能が作ったデータや一部の設定ファイルは対象外です。移行後にはSSL、ドメイン、表示を別途確認します。

ハイスピードの無料バックアップは、必要時にデータ提供を受けて利用者が復元する仕組みです。管理画面で過去7回分を扱う7世代バックアップは月額440円の別オプションです。既存ドメインと外部バックアップを自分で管理できる場合はスタンダードも比較できます。

低価格プランにもWordPress対応がありますが、サポート、容量、データベース、バックアップの条件が変わります。月額だけで下位プランを選ばず、運用に必要な機能を確認しましょう。

ConoHa WING

ConoHa WINGは、新規申し込み時にWordPressの設定をまとめたい人や、移行前にテスト環境で確認したい人に向きます。かんたんセットアップ、かんたん移行、サイトコピーが用意されています。

全プランで、Web、メール、データベースを1日1回バックアップし、14日分を利用できます。項目ごとにリストアできますが、リストアされたWebデータの配置や、データベースの接続先変更が必要になる場合があります。

メール、電話、チャットのサポート時間は平日10時から18時で、メールフォームは常時受け付けています。夜間や休日に有人回答が必要な運用では、保守担当者や緊急時の復旧手順も用意しましょう。

WINGパックは独自ドメイン特典を含む長期前払いです。キャンペーンは申込時だけの価格なので、更新額を同じだと思わないでください。通常料金とキャンペーン料金を分けて記録することが大切です。

シンレンタルサーバー

シンレンタルサーバーは、WordPress簡単インストール、簡単移行、サイトコピー、14日分の自動バックアップを使いたい人の候補です。ベーシックでもWordPress運用に必要な主要機能がそろっています。

簡単移行には、WordPressやPHPのバージョン、データベース容量などの条件があります。2026年8月時点の公式マニュアルでは、マルチサイトや2GBを超えるデータベースなどが対象外です。古いサイトや特殊な構成は、申し込む前に移行可否を確認してください。

自動バックアップはWeb、メール、MySQLを毎日保存し、14日分を保持します。サイトコピーは動作確認用の複製に使えますが、コピー後の検索エンジン公開防止やアクセス制限は利用者が設定します。

電話は平日10時から18時、メールは24時間365日受け付けています。料金は期間限定割引と更新料金を分け、キャンペーン終了後も継続できるか判断しましょう。

さくらのレンタルサーバ

さくらのレンタルサーバは、低めの通常料金と、スナップショット式のバックアップ、ステージングを組み合わせたい人に向きます。WordPress用途ではスタンダードを比較基準にします。

スタンダードは12か月一括6,600円で、2週間の無料お試しがあります。最低利用期間は、利用開始日から3か月を経過した日が属する月末までです。試用から本契約へ進む条件と、解約できる時期を確認してください。

バックアップ&ステージングは、WordPressのサイト情報とデータベースをまとめたスナップショットを最大8個保存できます。1個あたり最大60GBで、テスト環境は1つです。日次14日分ではなく、重要な変更前の状態を自分で残す運用に向きます。

新規導入はクイックインストールを利用できます。他社からの移行は公式の移転手順に沿って進め、簡単移行機能がある他社と同じ感覚で決めないでください。サポートはチャット、メール、コールバック予約を利用できます。

お名前.comレンタルサーバー

お名前.comレンタルサーバーは、ドメイン管理、WordPressの新規導入、移行、テスト環境を同じ事業者でまとめたい人の候補です。かんたんインストール、かんたんお引越し、WordPressテスト環境を標準で利用できます。

Web、メール、MySQLは14日間バックアップされます。本番と別のテスト環境でWordPressを編集し、本番へコピーする機能もあります。大きな更新の前に動作を確認したい場合に役立ちます。

現行ベーシックは1・6・12・24・36か月払いに対応します。36か月の基本料金は32,076円で、適用時のサービス維持調整費などは基本料金とは別に確認してください。同じ契約期間の最終支払額で比較します。

公式サイトでは24時間365日のサポートを案内しています。ただし、WordPressをインストールした後の内部設定や運用は、サポート対象外と明記されています。テーマやプラグインの問題まで任せられると考えず、サーバー設定とWordPress内部を分けて相談しましょう。

用途別にWordPress向けサーバーを選ぶ

同じWordPressでも、個人ブログ、会社サイト、移行、複数サイトでは優先順位が変わります。サービス名だけでなく、次の目的に近い条件から候補を絞りましょう。

初めて1サイトを開設する

手順を減らしたいなら、エックスサーバーのクイックスタートか、ConoHa WINGのかんたんセットアップが候補です。試してから決めたいなら、通常申し込みで無料お試しを利用できるサービスを比べます。

申込時支払額と通常更新料金を抑えたい場合は、ロリポップのハイスピードと、さくらのレンタルサーバのスタンダードを比較します。ロリポップ・ハイスピードは標準バックアップデータの提供を無料で依頼できますが、復元作業は利用者側で行うため、料金と復元方法を合わせて確認してください。

ブログ用途の予算や続けやすさを中心に選ぶ場合は、ブログ向けレンタルサーバー比較で解説しています。本記事では、WordPressの開設と運用機能を中心に判断します。

会社や店舗のサイトを運営する

会社サイトは、担当者が変わっても契約と更新を続けられることが重要です。契約者名義、管理用メール、支払方法、ドメインの所有者を会社側で管理します。

バックアップからの復旧方法とサポート窓口を記録し、制作会社だけがログイン情報を持つ状態を避けます。テスト環境が必要なら、さくらのバックアップ&ステージング、お名前.comのWordPressテスト環境、各社のサイトコピーを比較できます。

独自ドメインのメール、所有権、制作会社との分担は、ホームページ向けレンタルサーバー比較で詳しく扱います。本記事では、法人向けSLAやメール設定までは扱いません。

他社からWordPressを移行する

移行前のテストを重視するならConoHa WING、管理画面から簡単移行とサイトコピーを使いたいならエックスサーバーやシンレンタルサーバーが候補です。ロリポップとお名前.comにも簡単引っ越しがあります。

簡単移行の対象外条件に該当する場合は、手動移行か移行代行を検討します。移行元のWeb、データベース、メールを保存し、DNSを切り替える前に新サーバー上で確認してください。

複数サイトをまとめて運営する

複数サイトでは、マルチドメインやデータベースの上限だけでなく、サイトコピー、バックアップ、プラン変更を重視します。エックスサーバー、ConoHa WING、シンレンタルサーバーはサイトコピーを利用できます。

さくらのレンタルサーバはスタンダードで最大200サイトに対応しますが、バックアップのスナップショット数は最大8個です。サイト数が増えたときの保存設計を別に考える必要があります。

顧客や会社が違うサイトを1契約にまとめると、解約や引き渡しが難しくなります。費用だけでまとめず、所有者と障害時の影響範囲で分けてください。

初心者がWordPress用サーバー選びで失敗しやすいこと

失敗の多くは、契約前の比較項目が少なすぎることから起きます。次の点を確認すれば、月額の安さだけで決めるより、後からのやり直しを減らせます。

実質月額だけで決める

実質月額は、キャッシュバックや長期契約を反映した計算値です。申込日に支払う金額とは限りません。初回支払額、受取条件、更新料金を別々に確認しましょう。

契約期間が長いほど月額換算は下がりやすい一方、中途解約で返金されないことがあります。初めてのサイトでは、運営を続けられる見込みと先払い額の両方を考えます。

最安プランなら十分だと思う

サービス内の最安プランが、WordPressに対応しているとは限りません。WordPressが使えても、データベース数、バックアップ、電話サポートに制限がある場合があります。

この記事では、各社の最安値ではなく、WordPressを始めた後まで運用しやすいプランを比較しています。さらに安いプランへ下げる場合は、同じ機能が残るか確認してください。

自動バックアップがあれば何もしなくてよいと思う

自動バックアップがあっても、常に万全とは限りません。問題に気づいた時点で、正常な世代が保存期間を過ぎていることもあります。

WordPress更新前、移行前、大きな編集前には、別の場所にもバックアップを取ります。復元手順を一度確認し、誰が作業するかも決めておきましょう。

簡単移行でメールやドメインも移ると思う

WordPress簡単移行は、通常、Webデータとデータベースが中心です。独自ドメインの移管、DNS、メールアカウント、過去メールは別に対応します。

会社サイトでメールを同じサーバーに置いている場合は、Webサイトだけ先に切り替えると送受信に影響することがあります。Webとメールの切り替え時刻、確認担当、旧サーバーの解約日を計画してください。

サポートがWordPress内部まで直してくれると思う

サーバー会社のサポートは、契約、管理画面、ドメイン、SSL、簡単インストールなどが中心です。テーマの改修、プラグイン同士の競合、独自コードの不具合は対象外になりやすい分野です。

問い合わせ前に、問題がサーバー側かWordPress側かを切り分けます。必要に応じて制作会社や保守担当者へ相談できる体制を用意してください。

容量や速度の大きな数字だけで選ぶ

一般的なブログや小規模サイトでは、代表プランの容量がすぐに不足するとは限りません。画像の原本、動画、メール、同一サーバー内のバックアップが容量を増やす主な要因です。

表示速度は、サーバーだけでなく画像、テーマ、プラグイン、広告、キャッシュでも変わります。各社が異なる条件で公表している速度値を横に並べても、実測の裏づけがない順位にしかなりません。

WordPressを開設・移行するまでの流れ

WordPressを公開するまでの作業は、契約だけでは終わりません。次の順序で準備すると、名義やパスワード、バックアップの設定漏れを減らせます。

  1. 契約者名義・管理用メール・支払方法を決める
  2. プランと契約期間を選び、申込時支払額を確認する
  3. 独自ドメイン・SSL・WordPressを設定する
  4. 移行の場合は旧サイトのファイル・データベースをバックアップする
  5. 新サーバー上で表示・管理画面・フォームを確認する
  6. DNSとメールを切り替える
  7. 旧サーバーをすぐ解約せず、動作確認後に解約する

新規開設では旧サイトのバックアップや移行作業は不要です。移行では旧環境を残し、切り替え後の表示とメールを確認してから解約してください。

WordPress向けレンタルサーバーに関するよくある質問

WordPressを使うにはレンタルサーバーが必要ですか?

自分で独自ドメインを使ってWordPress.orgのソフトウェアを運営する場合は、WordPressが動くサーバーが必要です。共用レンタルサーバーなら、サーバーの保守を事業者に任せつつ、管理画面からWordPressを導入できます。WordPress.comなどのホスティング型サービスは仕組みが異なります。

初心者でもWordPressを開設できますか?

はい。契約と同時にドメイン、SSL、WordPressを設定する機能や、管理画面からの簡単インストールを利用できます。ただし、公開後の更新、バックアップ、パスワード管理、迷惑メール対策は利用者が行います。最初に運用手順まで決めておくと安心です。

安いレンタルサーバーでも問題ありませんか?

小規模なブログや会社案内なら、低価格プランでも要件を満たす場合があります。WordPress対応、SSL、バックアップ、データベース数、サポート、更新時料金を確認してください。アクセス増加や複数サイト運営を見込むなら、上位プランへの変更方法も重要です。

WordPressに必要な容量はどれくらいですか?

必要容量は記事数よりも、画像・動画、バックアップ、メール、複数サイトの有無で変わります。今回の代表プランは300GB以上ありますが、大きな動画を直接置く、メールを長期保存する、バックアップを同じサーバーに何世代も残す場合は使用量が増えます。契約後も管理画面で定期的に確認してください。

表示速度が最も速いサーバーはどれですか?

同じ条件で継続的に計測した第三者のデータがなければ、常に最速の1社を断定することはできません。サーバー会社の公表値だけでなく、自分のテーマ、画像、プラグイン、アクセス地域に近い条件で測ります。試用期間やプラン変更のしやすさも含めて判断してください。

1契約で複数のWordPressサイトを運営できますか?

はい、1契約で複数のWordPressサイトを運営できます。ただし、契約内のサーバー資源と障害の影響範囲は共有されます。サイトごとにドメイン、データベース、管理者、バックアップを分け、顧客や運営主体が異なるサイトは別契約も検討してください。

WordPressの簡単移行でメールも移せますか?

通常、簡単移行はWordPressのWebデータとデータベースが中心で、メールボックスや過去メール、DNS設定は別作業です。移行先に同じメールアドレスを作り、必要な過去メールを移してからDNSを切り替えます。旧サーバーは動作確認後まで残してください。

無料サーバーでWordPressを始めてもよいですか?

学習や短期テストには使えますが、広告表示、独自ドメイン、容量、バックアップ、商用利用、サポートなどに制限がある場合があります。長く公開するブログや事業サイトでは、有料サーバーの総額と運用機能も比較してください。詳しくは無料レンタルサーバーの比較で確認できます。

エックスサーバーはどのプランを選べばよいですか?

一般的な個人ブログや小規模な会社サイトは、まずスタンダードを基準に比較できます。容量や同時アクセス、運用するサイト数、法人向け機能の要件が大きい場合は上位プランを検討します。契約期間別の金額やキャンペーン条件はエックスサーバーの料金比較で整理しています。

当サイトの比較条件と情報更新について

この記事は、2026年8月時点の各社公式料金表、機能ページ、マニュアル、FAQを確認して作成しています。料金・機能・契約条件は各社の公式情報を根拠に確認しています。

比較対象は、WordPress初心者が検討しやすい国内共用レンタルサーバー6社です。WordPressの新規開設、移行、バックアップ、復元、サポート、36か月利用時の料金を同じ軸で確認しました。

おすすめ順は広告報酬で決めていません。実測条件がそろっていない速度順位や、根拠のない星評価も使っていません。実務経験に基づく記述は、実際に利用した範囲に限定しています。ConoHa WINGとシンレンタルサーバーは、現行の公式仕様に基づいて評価しています。

料金表では現在の適用価格を主表示し、直接割引と後日キャッシュバックを区別して、申込時支払額・実質総額・更新時通常料金を併記しています。キャンペーン、独自ドメイン特典、サポート時間、移行条件は変更される可能性があります。申し込み直前に、公式料金表と公式マニュアルで再確認してください。

まとめ

WordPress初心者のレンタルサーバー選びでは、月額料金だけでなく、新規開設、移行、バックアップ、復元、サポートを一続きで比較することが大切です。

長く迷わず運用したいならエックスサーバー、申込時支払額と通常更新料金を抑えたいならロリポップ、申し込みとWordPress開設をまとめたいならConoHa WINGが有力です。シンレンタルサーバーはWordPress運用機能、さくらのレンタルサーバは低価格とステージング、お名前.comレンタルサーバーはドメイン管理とテスト環境を重視する人の候補になります。

最後に、36か月の初回支払額と更新料金を分け、バックアップの保存日数だけでなく復元手順まで確認しましょう。自分の目的に合う2社ほどへ絞り、申し込み直前の公式条件を比べれば、契約後に困りにくいサーバーを選べます。

WordPress以外の用途も含める場合は、用途を広げてサーバー候補を比較することで候補を見直せます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

監修者・筆者

STARRY代表。Web制作・サイト運用歴19年以上。WordPressサイトの制作、レンタルサーバー設定、サイト移行、バックアップ、復元対応まで幅広く実務を経験しています。 SRVBESTでは、Web制作者の視点から、レンタルサーバー各社の料金、WordPressの始めやすさ、移行のしやすさ、サポート体制などを比較し、初心者にも分かりやすく解説しています。

監修者・筆者のプロフィール詳細を見る>>

目次